日本では経験できないマレーシアの多様性
マレー系、中国系、インド系、その他の民族がともに暮らすマレーシアはまさに多様性の国です。人種、民族、宗教、価値観、食・生活習慣など、それぞれ違う人々が互いを尊重しながら豊かに暮らしています。単一民族国家である日本では経験できない多様性を持つマレーシアでの暮らしは、異なる民族間での英語のコミュニケーション能力だけでなく、グローバル社会で活躍するのにふさわしい基礎能力を育みます。
多様性 ダイバーシティ
マレーシアは、マレー系67%、中国系25%、インド系7%、その他の民族からなる多民族国家です。ここれだけの多くの民族が一緒に暮らすということは、簡単なことではありません。これだけ多様性に富むと、見た目の違いもさることながら、日常生活習慣の顕著な違いをも浮き彫りにします。それらを互いの個性と認め、互いの文化を尊重する寛容で豊かな姿勢が求められます。
異なる民族間でのコミュニケーションは英語
使われている言語はマレー語(公用語)、英語(準公用語)、中国語、タミール語などです。マレーシアでは2カ国語を話すバイリンガルが多いといわれています。同一民族同士ではそれぞれの言語を話しますが、異なる民族同士のコミュニケーションには一般的に英語が使われます。
英語を母語とする人が少ないので、英語をうまく話せなくても気にする必要はありません。マレーシアで暮らす人々はうまく話すことではなく、意思を伝えることに重きを置くといわれています。グローバルマインドとはまさにこういった経験を積むことで培われます。
映画の字幕は3カ国
上述の通り、様々な言語が飛び交うマレーシアでは、映画館で見る映画の字幕も3カ国語が表示されることがあります。多様性の国は、スクリーン上も大変にぎやかです。
宗教も多様性
イスラム教61%、仏教20%、儒教・道教1.0%、ヒンドゥー教6.0%、キリスト教9.0%、その他と、宗教の上でも多様性が見られます。その上、これらの宗教は食・生活習慣、思想に至るまで異なります。アルコールやタバコを飲まない、豚肉を食べない、牛肉を食べない、子供の頭を撫でない、左手を使わないなど、簡単に挙げてみても違いがわかります。
異なる宗教、文化を持つ人々が同じ国で暮らすには、どんな配慮や理解が必要なのか、そういったことをマレーシアで暮らす人々の姿から学ぶことができます。
多様性の中で
多様性の国マレーシアで毎日互いを尊重して暮らす人々とともに暮らすことは、新しい発見の連続です。そして実際に体験したことは、その人の中で常に輝きその後の人生をより豊かなものへと導いてくれるでしょう。