イギリスの名門ロンドン大学(University of London以下UCL)は、「QS世界大学ランキング(QS World University Rankings(R) 2016-2017)」において、7位にランクインしている難関大学として、世界にその名を広く知られています。また、2007年以降このランキングにおいて常にトップ10入りしています。
2016-2017ランキングの1位は、MITの略称で知られるアメリカの名門マサチューセッツ工科大学、次にスタンフォード大学、ハーバード大学とアメリカの名門大学が続き、イギリスの名門ケンブリッジ大学、カリフォルニア大学(アメリカ)、そしてオックスフォード大学(イギリス)に次ぐ7位がUCLとなっています。これらの大学名を列挙すると、まさに世界の頭脳そのものの印象です。
UCLは、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学に次ぐイギリスで3番目に古く、歴史ある大学として知られています。これまでにノーベル賞受賞者を多数輩出したまさに名門大学です。その一方でUCLは、革新的な取り組みでも知られています。イギリスで初めて女性に学位を授与したり、世界に先駆けて通信制大学を設けたりするなど、高い能力のある者に正当な学問と評価を与える姿勢を貫いています。そういった取り組みも世界中から高く評価されています。
その他、ゆかりのある人物として有名なのは、フレミングの法則の物理学者ジョン・フレミング、電話の発明家グラハム・ベルなど大変著名な人物が名を連ねています。日本では初代総理大臣の伊藤博文、教員/作家の夏目漱石、現代では元総理大臣の小泉純一郎、麻生太郎などが知られています。
マレーシア留学でロンドン大学の卒業証書を
マレーシアにあるヘルプ大学には、これまで紹介してきたイギリスのUCLの学位が取得できるプログラムがあります。ロンドン大学インターナショナル・プログラム(University of London International Programmes)という名称で知られています。
UCLは前述の通り、非常に高度な教育機関として世界でも認められています。その一方で、こういった形式の他にも様々な革新的な学位授与のスタイルにも定評があります。内容・質においては本校と同水準を保ち、高度な学問を広めるため、UCLではこのように遠隔地にある大学においても学位を授与しています。
世界的にも認知されているUCLは、このようにマレーシアのヘルプ大学の学生にも学位を授与し、更なる人材育成を目指しています。本国ロンドンへの留学は地理・教育課程の差異・費用面においても大変厳しいものです。しかし、マレーシア留学ではヘルプ大学のロンドン大学インターナショナル・プログラム(University of London International Programmes)を利用してUCLの学位が、地理・教育課程の差異・費用面においてもとても好条件で取得できるのです。
また、ヘルプ大学の卒業生の進路は、マイクロソフト、Google、シェル、HSBC、パナソニックなど大手企業への就職の実績が多数あります。他にもマレーシアや世界各国の政府機関、外資系リーディング・カンパニーなど、多くの卒業生がグローバルに活躍しています。
ヘルプ大学の難易度
ヘルプ大学はマレーシアの中でも高度な大学として知られています。日本人の留学生は150人弱と大変少ないため、英語・学問に集中できる環境でより早い習得が期待されています。難易度は低くはありませんが、UCLのエントリー基準と比較するとかなり入学が実現しやすいレベルになっています。
- IELTS:5.5以上
- TOEFL:550以上
- TOEFLibt:79-81
- 高校の成績:4/5~3/5 (5段階評価の3以上)
※マレーシアでは主に大学の入学基準となる成績スコアの目安は、4/5~3/5 5段階評価の3以上となっています。それは、マレーシア国内は教育スコアの一般化をはかっているためです。その一方で、日本では学校ごとに評価するので、在籍した高校のレベルによっては同じスコアでも実力には大きな差が生じます。しかし、マレーシアではそういった日本の高校学力評価システムに関係なく、スコアを自国の基準で解釈します。そのために英語のスコア次第で大学の入学資格が得られることが多いといわれています。
イギリスとマレーシアでは教育システムが酷似していますが、マレーシアの方が易しく、日本の高校卒業後、一般教養課程のファウンデーション・コースの履修をしないで専門課程3年間の履修で大学卒業が可能であることが多いといわれています。