2021年のラマダン開始

本日4月13日’21ラマダンが始まりました!

(2021年度のラマダンの期間:4月13日~5月12日)

ラマダンとはイスラム教徒にとって大切な年中行事

ラマダンとは断食をする月の事で、マレー系(イスラム教)の人々にとっても年間で一大イベントでもあります!ラマダンの時期は毎年異なり、大体11日ずつ早くなっていきます。これはイスラム暦が純粋な太陰暦(太陰暦は1年=354日)を使っているためです。
マレーシアに暮らすには、イスラム教徒でなくてもこのラマダンは人々の生活にとても大きな影響を与える期間になります。なぜならば約1カ月間イスラム教徒の人々は断食をするからです。マレーシアは暑い国なので、日中水も飲むことも出来ないのは、とても苦しいはずです。

では、この期間日々どんな影響があるのか…例えば交通事故が増えたり、イライラしている人々に出くわしたり、イスラム教徒の人々の前で日中食事を取ったりするのをなるべく控えたたり…皆暗黙の了解でお互いのカルチャーをリスペクトしながら、少し気を使って生活します。断食も最初の1週間はみんなかなり元気そうなのですが、2週間目3週間目位になってくると口がカサカサになったり、目がうつろになってきたりとかなり辛そうな方も多くみかけます。

そして断食の間の19:30頃になると食べる事が出来る時間になるのですが、時間になるとコンビニやミニマートにみんな駆け込んで飲み物を買って飲んでいたり、レストランでは食事を予め頼んでいて、時間になったら直ぐに食べ始めるなど、みんなギリギリのところまで我慢して頑張っている様に見受けます。

(1ヵ月まるまる何も食べないわけではなく、日没から日の出までの間は飲食をしないで、夜にまとめて食事を取ります。)

断食は体に良いと言われていたり、そうでなかったり2極端な意見もありますが、1ヶ月間欲を断つという目的で行うそうです。

 

そして1ヵ月の断食が終了すると「ハリラヤプアサ」盛大に断食明けのお祝いをします!

イスラム教徒であるマレー系の人々にとって、このハリラヤプアサは一年間で最もおめでたい日の一つでもあります。おしゃれをしてお出かけしたり、家の物を買い替えたり、大掃除をしたりと、なんだか日本のお正月の様なイメージです。

苦しい後の喜び、5月13日の断食明け、ハリラヤプアサが待ちどうしいですね!